ワールドカップに注目せざるを得なくなった。という話。

5月30日、テレビでサッカー中継、日本対イングランドの親善試合が放映された。
試合開始直後に日本先制という号外クラスの盛り上がりに始まり、その後オウンゴール→PK止める→オウンゴール、と振り返れば「敗北」のオチまで付けて見事な起承転結。試合に負けて勝負に勝ったとはまさにこの事で、あまりに何もさせてもらえなかった英国チームは試合後のロッカールームで地団駄を踏んだと見てまず間違いないだろう。
自作自演という言葉が裸足で逃げ出すほど近年稀に見る大爆笑な試合ぶりに、ワールドカップに興味ある人もない人もある意味、皆がサッカーに夢中だった8年前のあの異様な熱気を思い出させる対戦だったのではないかと思う。


そして、全く別の話。
「kara」というグループがいる。


カラ?
ご存知ない?
嘘でしょう?(苦笑)


まあ、簡単に言うと韓国女性アイドルグループです。
この女性グループ、日本でもデビューが決まった、というニュースがチラッと露出されたくらいで、ほぼ知名度はゼロ(私調べ)。
しかし、このグループ本当にすごい!もはやAKB48なんてなんのその、飛ぶ鳥どころか第9地区のエイリアンくらいなら余裕で落とせる勢いで人気が高まりつつある(と信じたい)彼女たちは、アイドル不在状態の日本において、一番注目すべき存在なのだ。(なにがどうすごいか、という話は自分でも上手く整理できていないので、それは次の機会に回したい。恐らく長くなるし。)


とにかく、karaから目が離せない現状がここにはあるということだけご理解してくれればいい。


で、話はワールドカップに戻る。
こちらも親善試合の日韓戦で、日本が0-2で負けたことは記憶に新しいだろう。私は全く興味がなかった。
重要なのは、韓国チームである。
実はこの韓国におけるワールドカップの応援歌、先に挙げた「kara」が担当しているというではないか!(その日韓戦で歌を披露した可能性があるが、これは未確認)
なに!と思ってyoutubeを神速で開き、縮地の勢いで検索をしたところ、事実であった。





そりゃあさ!韓国チームもこの子たちにshake it shake it babyされたら負けるわけにはいかないってなるよ!奮起するって!
そして「羨ましい!サッカー選手って恰好良い!っていうかkaraに会いたい!」って憧れた少年たちがサッカーに急に熱中しだすという正のスパイラル。


勝てねえ!勝てないよ!
日本全然負けてるって!(何かが!)
現状の韓国チームがどれほど強いのかは全くわからないが、少なくとも韓国チームは「kara」という守護天使に護られながらワールドカップを戦っていくのだ。素晴らしい。


そんなわけで、首の根元までどっぷりとつかったファン心理としては「kara」が応援する(形の)韓国チームを応援しないわけにはいかないではないか!(韓国が勝ち進めばkaraの露出が増えるかも知れないではないか!)


加えて、対イングランド戦のゲラゲラアハハである。


なんてこった!日本も韓国もサッカー面白いじゃん!
穿った見方かも知れないが、これだけの理由でワールドカップを全力で応援することに少なくとも私は決めた。ただし日韓という枠で。

日本も韓国も予選を突破出来るかどうかすら危ういらしいが、ワールドカップは夏本番前に終わる。
karaのデビューは夏だというから、韓国チームの守護天使の役割を終えたkaraが日本に来てどのように振舞うのかは非常に気になる。
果たしてkaraはその天使の翼を日韓にまで広げられるのだろうか。刮目しなければならない。

と、終わってみればkaraの話ばかりでした。